コードに沿ったアドリブのつくり方&練習法

メロディの発想法は2タイプ

前回の記事では、

アドリブのメロディ発想法は

・コード進行に沿ったアドリブ

・スケールだけのアドリブ

2種類あることをお伝えしました。

▼前回の記事

http://shimadasayaka.sakura.ne.jp/wordpress/2016/12/24/post-2627/

 

今回は、

「コード進行に沿ったアドリブ」

のつくり方と練習法を解説していきます。

 

こんにちは!

アドリブギターの専門家

島田沙也加です

 

コード進行に沿っていると感じる条件

コード進行に沿っているような

コードの抑揚を感じるソロは、

 

1:コード・トーンを通る

2:コードの特徴を表すスケールを使う

 

という2つの方法で

考えることができます。

 

コード・トーンを通る

単純にコード感を出せる方法は

コードのアルペジオです。

 

※アルペジオとは

コードの音を一度に弾かず、

メロディのように1音ずつ鳴らす方法。

 

 

練習方法

1)指板の音名を覚える

指板の「ドレミファソラシド」が見える

という状態をつくっていきましょう。

「CAGEDフォーム」

実践的な覚え方です。

▼「CAGEDフォーム」とは

http://shimadasayaka.sakura.ne.jp/wordpress/2016/06/27/2231/

 

2)3つの音から始める

コードは、最低3つの音からできています。

3つの音でできたコードを

「トライアド(三和音)」とも言います。

 

まずは、メロディとして使いやすい

1〜3弦、2〜4弦で

トライアドを弾く練習をしましょう。

 

3)スケールの音を入れて崩す

ただコードの音だけを弾いていても、

伴奏のアルペジオっぽくなったり、

練習フレーズのようになってしまいます。

 

スケールの音も混ぜて、

メロディらしくしていきましょう。

 

コードの特徴を表すスケールを使う

ドミナント・セブンス

(盛り上がりのコード)では、

コードが盛り上がって感じるので、

ちょっと雑に言うと、

外れた音でも合う!

ように聞こえます。

 

そんな外れた音を使っている

ツー・ファイブのフレーズや

オルタード・スケールを使ったフレーズも

かっこいいですが、

 

フレーズの丸暗記になってしまうと、

音楽的な部分が

抜け落ちてしまいがちです。

 

どういうことかというと、

コードを聞けていないのに、

 

コードを表現するフレーズを弾いている…

という状態です。

 

耳でコードを理解しながら、

こうしたフレーズを弾けるようになると

一層メロディの表現が豊かになるでしょう。

練習方法

1)コード進行を聴く耳を鍛える!

「この音は………Cだ!!!」

と、一つのコードを聞いて、

なんのコードか当てると言う、

 

絶対音感的な聞き方は

オススメしません。

 

コードは、流れる中で、

「機能」を持ちます。

「C」(ド・ミ・ソ)だけを聞いても

何もありませんが、

「C → G → C」

という流れをつくると、

コードに性格が現れます。

 

上の進行だと、

 →  → 

:落ち着き

:盛り上がり

 

▼コードの聞き方

http://shimadasayaka.sakura.ne.jp/wordpress/2015/09/14/post-728/

 

2:「解決感」を表そう!

 

コードの落ち着き・盛り上がりの

流れをつくることに

大きく関わっているのが

「半音」の動きです。

 

※「半音」とは

ギターでいう、

1フレット分の音程。

 

「G7 → C」

というコードの流れがあるときに、

「G7」から「C」に

コードが変わるタイミングで

同時に、

「ファ」→「ミ」と弾いてみましょう。

 

「盛り上がって落ち着く」

という一連の流れをメロディからも

感じることができます。

 

これが基本であり、

オルタードを使ったような

外れたフレーズは

応用として考えていきます。

 

次の記事では、

実践的にアドリブでの

使用例を解説していきます。

 

<実践編:Isn’t She Lovely>

只今準備中です

 

<5STEPメロディ発想力

 トレーニングまとめ>

http://shimadasayaka.sakura.ne.jp/wordpress/page-2509/


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